デザインと座り心地
2020/04/24
美しいデザインの椅子やソファは、特に海外に目を向ければ多く目にするだろう。雑誌やSNSを見れば目を見張るものがたくさんあると思う。
美しいデザインと座り心地が両立した椅子やソファはどれくらいあだろうか。そう多くはないように思う。
特にわれわれ日本人の体型や暮らし方にあった家具で、美しさを兼ね備えたものは本当に少ないと思う。海外のものはサイズが大きすぎたり座面が高すぎて脚がつかなかったり、そもそも家で靴を脱ぐ日本人との生活様式の違いがある
かたや日本製の家具は世界一の技術でしっかりした作りの座り心地の良い家具は作られている。ただ、見た瞬間に一目ぼれするような、デザインに惹かれて欲しくなってしまうような家具は残念ながら少ないように思う。
今回ご紹介する「CAJAリーズ」の家具は、岐阜県高山市の家具職人、川上博一氏が図面に頼らず手触りや体全体を使い、まさに五感を使って作り出した家具たちです。無垢材を曲げるのではなく、すべて削り出しでパーツを作り組み上げていきます。
名作家具が数多く生まれた北欧のヴィンテージ家具からインスピレーションを受け、美しい曲線美や細部まで手仕事が活かされた作りと、日本人の暮らしに合わせたサイズ感や、吸い込まれるような座り心地を併せ持つ素晴らしい家具「CAJAシリーズ」の企画展を開催いたします。
企画展 日本×北欧「手仕事が宿る家具」展
会場/荒川家具
期間/4月29日~5月23日(日)(水曜定休)
営業時間/AM10:00~PM6:30